高市早苗 首相が労働時間の規制緩和を検討するよう上野賢一郎 厚労相に指示したことを受け、連合静岡の角山雅典 会長は10月27日、働き方改革に逆行するとの認識を示し、苦言を呈しました。
10月21日に就任した高市首相は、上野厚労相に対して心身の健康維持と労働者の選択を前提に、労働時間の規制緩和を検討するよう指示しています。
高市首相をめぐっては、自民党の総裁に選出された際の会見でも「ワークライフバランスという言葉を捨てる」「馬車馬のように働いてもらう」と述べ話題になりましたが、これらを受け、連合静岡の角山会長は27日に行われた立憲民主党県連と国民民主党県連との三者協議の場で「高市さんが仰っていた特に労働時間規制の緩和、ここについては働き方改革関連法が施行されてもう6年になるが、逆行するような発言を国のリーダーたる者がしているところがちょっとクエスチョン」と非難しました。
その上で、「我々、労働者の団体とすればどういう考えなのか確認が必要だと思っている。すでに立憲では党として動きがあると聞いているが、考えを改めるよう言ってほしい」と要望しました。