10月27日午前、岩手県一関市の住宅の敷地で、1人の遺体が見つかりました。
警察はクマに襲われたとみて調べを進めています。
27日午前10時半過ぎ、岩手県一関市厳美町の住宅の敷地内で、1人の遺体が見つかりました。
この遺体は「住人と連絡が取れない」との通報を受けて、現場に出向いた警察官が発見したもので、爪痕や咬まれた傷があり、付近では連日、クマの目撃が相次いでいたことから、警察は、クマに襲われたとみています。
関係者によりますと、現場周辺では猟友会が警戒にあたっていましたが、午後2時ごろ、クマ1頭が人に向かってきたため、駆除したということです。
近所の人によりますと、この家には60代くらいの男性が1人で住んでいたということで、警察が関連を調べるとともに、遺体の身元の確認を進めることにしています。
また、遺体の近くには、死んだ飼い犬が見つかっています。
付近では5日前にも、別の住宅の外で飼われていた犬がクマに襲われ死んでいました。
現場は東北自動車道一関インターチェンジから北西に約16kmの山あいの地域です。