その年の世相を表す「今年の漢字」が12月12日に発表され、「熊」という字が選ばれました。
クマによる被害が相次いだ岩手県内でも、クマに関連する文字を選ぶ声が聞かれました。

1年の世相を表す漢字を全国から募集して決める「今年の漢字」が、12日に京都府京都市の清水寺で発表され、2025年は「熊」の一文字が選ばれました。

2025年は「熊」による人への被害が過去最多になり、市街地にまで「熊」が出没するなど生活や経済活動にも深刻な影響を及ぼしました。

また和歌山県のテーマパークから4頭のパンダが中国へ返還されたことも、選ばれた理由となっています。

県民にとっての「今年の漢字」を聞きました。

21歳
「1年あっという間に終わったので『早』く感じた」

19歳
「大学生でお『金』に困ることが多くて、大変だったので」

71歳
「『米』高い。一番高いでしょ食品のうちで。生活に直結するから」

いまだにクマの目撃が相次ぐ県内では、やはりクマ関連の漢字が様々聞かれました。

74歳
「『熊』が怖いというか、やっぱり多かった」

78歳
「食べ物の争いで人間とクマが今戦っているから『食』。怖いけれどかわいそうだなというところもある、お互いにお腹すいて」

一方、日々の幸せを一文字に込めた男性もいました。

27歳
「娘の(名前の)漢字の『翠』。今年1年、娘に翻弄されながら幸せを分けてもらった。(来年は)もっと色んなところに連れて行ってあげたい」

「今年の漢字」第2位は「米」、3位は「高」いという字が選ばれています。

岩手めんこいテレビ
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