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プレスリリース配信元:マイナビ

遠隔コミュニケーションへの自信が「ある」よりも「ない」と答えた学生が多い。学生のフルリモート・完全在宅勤務希望は1割未満。業務上のコミュニケーションやパフォーマンスについてネガティブな声も

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2026年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ2026年卒大学生キャリア意向調査9月<学生のテレワーク意向>」の結果を発表しました。



<TOPICS>
◆ 学生の約9割はオンライン授業の経験がある。遠隔コミュニケーションへの自信が「ある」よりも「ない」と答えた学生の方が多い【図1、2】
◆ 学生のフルリモート勤務希望はわずか4.8%。入社予定先の勤務体系は「すべて出社」が最多【図3】
◆ 8割以上の学生が、「テレワークでワークライフバランスが良くなる」と回答。しかし、業務上のコミュニケーションやパフォーマンスについてはネガティブなイメージも【図4】
◆ 「雑談・休憩中の会話」における理想のコミュニケーション手段は「対面」。一方、「WEB」でのコミュニケーションは「会議・ミーティング」が最多【図5】


【調査概要】
◆学生の約9割はオンライン授業の経験がある。遠隔コミュニケーションへの自信が「ある」よりも「ない」と答えた学生の方が多い
学生に、「オンライン授業の経験」について聞いたところ、約9割の学生がオンライン授業を受けたことがあると回答した。また、「遠隔でのコミュニケーションに対する自信」については、「自信がある(30.7%)」と答えた学生よりも、「自信がない(42.1%)」と答えた学生の方が11.5pt多かった。さらに、「オンライン授業の難しさ」について聞いたところ、自信の有無に関わらず「集中のしづらさ」が最も多くあげられた。加えて、自信がない学生は「ディスカッションや会話がしづらい(34.6%)」といったコミュニケーション面での困難が上位にあがった。【図1、2】
【図1】



【図2】




学生のフルリモート勤務希望はわずか4.8%。入社予定先の勤務体系は「すべて出社」が最多
学生に「理想的なテレワーク日数」について聞いたところ、最も多かった回答は「週2日テレワーク(29.5%)」で、次いで「すべて出社(28.5%)」だった。一方で、「すべてテレワーク」と回答した学生は4.8%にとどまり、多くの学生が出社を基本とした勤務体系を理想としていることがわかる。また、「入社予定先の勤務体系」については、半数弱の学生が「すべて出社(48.9%)」が最も多く理想と現実にギャップがあることがわかる。【図3】
図3】




8割以上の学生が、「テレワークでワークライフバランスが良くなる」と回答。しかし、業務上のコミュニケーションやパフォーマンスについてはネガティブなイメージも
「学生のテレワークに対するイメージ」について業務効率・ワークライフバランス・コミュニケーションに分けてそれぞれ聞いたところ、「テレワークでワークライフバランスが良くなる」では8割以上が「そう思う(80.5%)」と回答した。しかし、「テレワークで職場のコミュニケーションがとりやすくなる」については「そう思わない(57.1%)」と回答した学生が半数以上であった。また、「テレワークで仕事がはかどる」については、「どちらとも言えない(38.0%)」が最多となり、意見が分かれる結果だった。学生は、オンライン授業などの経験から、テレワークにおけるコミュニケーションの難しさを予想しているようだ。一方で、テレワークによって出社回数が減ることにより、仕事と生活のバランスがとりやすくなるという認識を持つ学生が多いことがわかる。【図4】
【図4】




「雑談・休憩中の会話」における理想のコミュニケーション手段は「対面」。一方、「WEB」でのコミュニケーションは「会議・ミーティング」が最多
職場での各コミュニケーションシーンで、最も理想とするコミュニケーション方法を聞いた。コミュニケーション方法別にみると、「対面」では「雑談・休憩中の会話(85.7%)」、「WEB」では「会議・ミーティング(24.3%)」、「テキスト」では「業務連絡(67.4%)」という回答が最も多かった。雑談のようなインフォーマルで感情的なやりとりが含まれる場面では、「対面」でのコミュニケーションが最も理想とされる一方、会議・ミーティングのような情報共有や意思決定を目的としたフォーマルな場面では、「WEB」によるコミュニケーションが選ばれる傾向が見られた。【図5】
【図5】




【調査担当者コメント】


今回の調査で、学生はテレワークによってワークライフバランスが良くなると思っている一方で、コミュニケーションの取りやすさや業務の進行については必ずしもポジティブなイメージを持っている訳ではないことがわかりました。特に職場での雑談や休憩中の会話など、インフォーマルで感情的なやりとりが含まれる場面では、85.7%の学生が「対面」を理想的なコミュニケーション方法と回答しています。2026年卒の学生は新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が身近な世代ですが、オンラインの利便性を知っているからこそ、直接顔を合わせて話すことの価値を強く感じているようです。これは単なる情報伝達だけでなく、相手の表情や雰囲気を感じ取ることで安心感や信頼関係が生まれるためと考えられます。企業側も、新入社員が職場でスムーズにコミュニケーションを取れるよう、対面の機会を意識的に設けることが定着や活躍につながるのではないでしょうか。
マイナビキャリアリサーチラボ研究員  中島 英里香




【調査概要】「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査9月<学生のテレワーク意向>」
○調査期間/2025年9月23日(火)~9月27日(土)
○調査方法/マイナビ2026会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
○調査対象/2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,268名(文系男子219名 文系女子518名 理系男子299名 理系女子232名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20251027_103557)からご確認いただけます。

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