この夏、若狭町の水月湖で11年ぶりに行われた年縞の掘削調査を紹介する特別展が、町内2つの博物館で始まりました。
福井県年縞博物館で開かれている特別展には、11年ぶりとなった水月湖での掘削の様子や掘り出した年縞の研究の過程を伝えるパネルなどが展示されています。
夏の調査で採取した年縞のサンプルは、長期保存のための処理をする前、採取したての状態で、実際に研究者が現場で目にしたものです。
約40センチ、年代にして170年分の年縞が確認できます。
また、隣接する若狭三方縄文博物館には、水月湖畔に建てられたプレハブの研究室が再現されています。手作りの道具や装置の数々が並び、研究者たちの熱意や工夫が感じられます。
特別展は来年の1月12日まで開かれています。