自動車メーカー・マツダは、日本製鉄と車体開発で連携する取り組みを始め、第一弾として新型「CXー5」に適用し、軽量化やコスト削減を実現したと発表しました。

マツダによりますと従来の自動車開発では車体のデザインが決定した後に部品ごとにメーカーと取引を行い、材料を発注していました。
一方、ことし7月に公開され年末にヨーロッパで発売する新型「CXー5」ではデザインを作る段階から日本製鉄と連携することで、部品の数を減らすなどして、車体全体の材料を集約して発注したということです。
これにより生産の効率化や製造期間の短縮につながった他、車体に使われる鋼材の重量を従来のモデルより10%減らす軽量化も実現できたということです。

マツダ 鷲見和彦常務執行役員
「過去の車種で競合でやってきたモデルではここまでの材費削減はできておりませんのでこの考え方が正しいと考えている」

トランプ関税の影響を受ける中、マツダは原価と固定費の削減に取り組んでいて、今後、他の車種にも広げていく方針です。

テレビ新広島
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