今年7月のカムチャツカ半島沖地震による津波で被害を受けた、宮城県気仙沼市の養殖施設でカキの水揚げが始まりました。
気仙沼市では津波により施設だけで1億2700万円の被害を受けました。被災後、初めての水揚げとなった25日は、養殖ロープからカキが落ちてしまうなど、養殖物への被害も大きかったことが分かりました。
今年は高い海水温の影響もあり、出荷量は大幅に減る見込みだということです。
養殖施設が被災したヤマヨ水産・小松武社長
「やっとこの時季に間に合わせられた感じ。きょうが全ての平均ではないと思いたいが(津波被害と高海水温による死滅で)半分の半分なので、4分の1くらいになる可能性がある」
気仙沼市は、ふるさと納税の寄付金を被災した漁業者支援にあてる方針です。