佐賀県警の科捜研で7年間にわたり行われていた不正なDNA検査について。県警は警察庁の特別監察の結果を県民に説明するとした一方、第三者の調査については改めて否定的な考えを示しました。
【県警察本部 福田英之本部長】
「警察庁による特別監察に対し真摯かつ適切に対応し、その結果については県警察としても県民の皆さんにご説明する考えであります」
県警のDNA鑑定の不正を受け警察庁は10月8日から原因などを調べる特別監察を行っています。
24日県警本部で開かれた定例記者会見で福田英之本部長は結果を県民に説明する考えを明らかにしました。
特別監察がいつまで行われるのか、書面や記者会見などどのような形で説明の場を設けるかは未定としています。
一方第三者による調査について改めて問われると…
【県警察本部 福田英之本部長】
「県警察としましては、警察庁の特別監察を受監中ですのでまずはこれに適切に対応してまいりたいと考えております」
特別監察に対応するほか公安委員会の監督のもとでの調査が適切と強調しました。
この問題をめぐっては県議会で第三者による調査などを求める決議案が全会一致で可決され県弁護士会も第三者機関による調査を求める申し入れをしています。