ルノワールやピカソなど国の内外の著名な画家の作品が展示されている「ひろしま美術館コレクション」が県立美術館で開催されています。
今週は学芸員おすすめの作品を毎日2点ずつ紹介しています。
最終日の10月24日はこちらです。
浅井忠作「農夫帰路」
(宮崎県立美術館学芸員 手塚朱映さん)
「この作品は、浅井忠の農夫帰路という作品です」
「収穫した稲の脱穀を終えて、家路をたどる農夫たちが描かれています。農村のありふれた日常が題材となっていますが、国外の市場を意識して制作された作品です」
黒田清輝作「洋燈と二児童」
(宮崎県立美術館学芸員 手塚朱映さん)
「黒田がフランス留学中に描いた作品で、初めて夜の情景に挑んだものです。下宿先であったビヨー家の子どもたちが温かなランプに照らされている様子が表されています」
会場には、70点の作品が展示されていて、西洋と日本の美の競演を楽しめます。
この展覧会は、11月24日まで県立美術館で開かれています。