高市総理は、24日の所信表明演説で、普天間基地の名護市辺野古への移設を推進する考えを示しました。
高市早苗首相:
沖縄県を含む基地負担軽減に引き続き取り組みます。普天間基地の一日も早い全面返還を目指し、辺野古への移設工事を進めます
24日に開かれた衆議院本会議で、高市総理は「日米同盟は日本の外交・安全保障の基軸だ」と強調しました。
また、安全保障環境の変化を挙げて、防衛費の増額や安保三文書の改定時期を前倒しする考えを示しました。
高市首相:
我が国として主体的に、防衛力の抜本的強化を進めることが必要です。このため、国家安全保障戦略に定める「対GDP比2%水準」について、補正予算と合わせて、今年度中に前倒しして措置を講じます。また、来年中に「三文書」を改定することを目指し、検討を開始します
玉城知事は24日の定例会見で、自衛隊の増強は米軍基地の負担軽減とセットであるべきとの考えを示しました。
玉城知事:
米軍と自衛隊を合わせて、配備について、一緒に検討する。(米軍の)負担を軽減させて、住民がしっかり理解納得をもつ形で自衛隊を配備するというような、丁寧な議論と説明が必要だと思っておりますので、合わせてそのような沖縄の要望は、今後もしっかりと申し入れていきたいと思います
玉城知事は引き続き政府に対し、説明や協議の場を求めていくとしています。