破産手続き中の松浦貯蓄共済協同組合の債権者集会が初めて開かれ、出資者に債権の回収状況などが説明されました。
 
債権者集会は佐世保市内のホールで非公開で行われ、松浦貯蓄組合に出資していた組合員など約20人が集まりました。
 
組合は2025年7月、長崎地裁佐世保支部の破産手続き開始決定を受け解散しました。
 
集会では管財人が破産までの経緯と現在の債権回収状況を説明したということです。
 
管財人によりますと、バブル崩壊後、組合員の出資金の払い戻しが常態化して財政基盤が弱体化したこと、また、約3億円の貸付金に対し、10月15日時点で回収できたのは、18万円あまりであることなどを明らかにされたということです。

管財人 大村綜合法律事務所 古市寛 弁護士
「換価作業をした後に配当があれば、債権者の皆様に配当する」
 
次回の債権者集会は長崎地裁佐世保支部で2026年2月に行われ、債権の回収状況などが報告される予定です。

テレビ長崎
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