大阪府の吉村知事は、大阪・関西万博の公式キャラクターで、人気を集めている「ミャクミャク」について、「『ミャクミャクハウス』をつくる」などと話し、今後も大阪のアピールなどへの活用する方針を明かしました。
一方、すでに”広報担当副知事”として活動するキャラクター「もずやん」の立場について聞かれ、「もずやんとチェンジを考えたが、悩んでやらないことにした」と説明しました。
■「『ミャクミャクハウス』みたいなのができれば」
【吉村知事】「ミャクミャクは大人気で、私も大好きですし、石破(前)総理もすごく大好きで、本当に愛されキャラだと思うんです。
当初決まったときからすると隔世の感があるなと思って見ています。
ミャクミャクと一緒に開幕前はいろんな地方に行って、気運醸成というのをやってきました。
そのときはミャクミャクも今みたいな人気がない状態で、また万博の批判も多くて、僕はもう一生懸命やっていましたし、ミャクミャクも一緒にやってきてくれました。
今となったらミャクミャクは本当に大人気で、これ嬉しいことですし、万博の象徴にもなったのかなと思います。
そういう意味で大阪府においてもミャクミャクと一緒に、いろんな万博のレガシーとして皆さんに喜んでいただけたらなと思っています。
ですので、東ゲート・西ゲートにあったミャクミャクのお出迎えの巨大モニュメントについては大阪府が取得するということをしました。
また今部局でミャクミャクのいろいろなグッズってあって、それを取得していますので、『ミャクミャクハウス』みたいなのができればいいかなと思っています。
『ミャクミャクハウス』とミャクミャクのモニュメントが一緒にいろんなところを移動していくようなことができればいいなと思っていますので。
ミャクミャクを活用してたらちょっと言い方悪いかもしれないけど、ミャクミャクと一緒に大阪・関西万博のレガシーとまた都市力の向上を一緒にできたらいいなと思っています」
■「一緒に観光誘客とか万博のレガシーを次に伝えていけたら」
(Q.アイコンとかグローバルブランドとしてミャクミャクを展開していく?)
【吉村知事】「そうですね。当面そういった形ができればなとは思っています。ただわかりません。
どこかのタイミングで(愛・地球博の公式キャラクター)“モリゾーとキッコロ”みたいに森に帰るかもしれません。
森に帰りましたから、モリゾーとキッコロは。ミャクミャクも“泉に帰る”かもしれないので、泉に帰るまでの間、一緒に活動できたらなと思います。
ミャクミャクとずっと一緒は無理だと思いますけど、ミャクミャクが泉に帰るその日まで、一緒に観光誘客とか万博のレガシーを次に伝えていけたらいいなと思ってます」
■「もずやん」の立場はどうなる? 質問に「チェンジ考えたが…」
(Q.「もずやん」の立場はどうなる?)
【吉村知事】「『もずやん』とミャクミャクを(広報担当副知事について)チェンジするかどうか。いろいろ僕も人事考えましたけど。
やっぱり『もずやん』とずっとやってきたので、ここで人事を変えるのは、あまりにも人として間違っているなと思いましたので。
今いくらミャクミャクが人気あるからといって、『もずやん』と副知事を変更したら、ちょっと僕もそれは人としてどうなのかなと思ったので、それはやっぱり悩みに悩んでやらないことにしました。
なので、『もずやん』はずっと大阪のマスコットとして、副知事として…副知事から降格あるかもしれませんけど。
実績なかったら、部長、課長となっていくかもわかりませんが『もずやん』には大阪府のマスコットとして頑張ってもらいたいなと思います」