高市首相は24日午後2時から、衆議院で初めての所信表明演説に臨んだ。
高市首相は演説の冒頭「私は、日本と日本人の底力を信じてやまない者として、日本の未来を切り拓く責任を担い、この場に立っている」と切り出した。
そして、「今の暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を作る。そして、日本列島を強く豊かにしていく。世界が直面する課題に向き合い、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す。絶対にあきらめない決意をもって、国家国民のため、果敢に働いていく」と、首相就任の決意を改めて強調した。
その上で「政治の安定なくして、力強い経済政策も、力強い外交・安全保障政策も、推進していくことはできない。この思いを胸に、『日本再起』を目指す広範な政策合意の下、自由民主党、日本維新の会による連立政権を樹立した。さらに、国家国民のため、政治を安定させる。政権の基本方針と矛盾しない限り、各党からの政策提案を受け、柔軟に真摯に議論していく。国民の皆様の政治への信頼を回復するための改革にも全力で取り組んでいく。それが国家国民のためであるならば、決してあきらめない。これが、この内閣の不動の方針だ」と、高市内閣の在り方を示した。