NPBドラフト会議が23日行われた。新潟県関係選手としては、オイシックス新潟アルビレックスBCの能登嵩都投手が阪神タイガースから5位指名を受けたほか、牧野憲伸投手、知念大成選手も育成で指名。関根学園高校の池田栞太捕手と帝京長岡高校出身の幌村黛汰選手も育成指名された。秋の北信越大会でも初となる帝京長岡と日本文理の県勢同士の決勝が実現するなど新潟県にとっては、秋に嬉しい話題が続いている。

■オイシックスから3人指名!
今季でNPBイースタンリーグ参入2年目となるオイシックス新潟アルビレックスBC。NPB2軍参入によりドラフト指名選手の多数輩出が期待されたが、昨季は東京ヤクルトから育成指名された下川隼佑投手のみに留まった。
元日本ハムでオイシックスの武田勝監督は、今季開幕前の取材で「即戦力一発という回答じゃないといけない」とドラフト指名のハードルの高さについて語っていた。
そして23日に行われたドラフト会議。今季12勝4敗、防御率2.60を記録し、最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振の4冠に輝く圧巻のパフォーマンスを披露したエースの能登嵩都投手は、阪神タイガースから5位指名を受けた。
セットアッパーとして今季41試合に登板した牧野憲伸投手は、4勝3敗・防御率は2.90と能登投手に次いでリーグ2位の好成績を残し、中日ドラゴンズから育成1位指名を受けた。
昨季首位打者を獲得するも指名漏れした知念大成外野手は、今季126安打を放ち最多安打のタイトルを獲得するだけでなく、9本塁打・66打点で打点王も獲得。読売ジャイアンツから育成5位で指名された。
いずれも2軍で結果を残した3人が、即戦力としてNPBの門を叩く。

■強肩の大型捕手も育成指名
高校生からは関根学園高校の池田栞太捕手が福岡ソフトバンクホークスから育成1位指名を受けた。、今夏は準決勝で甲子園に出場した中越に惜敗し、甲子園出場経験はないものの強肩強打の大型捕手として注目されていた。
そして、帝京長岡高校出身で富山GRNサンダーバーズの幌村黛汰外野手が東北楽天ゴールデンイーグルスから育成1位で指名された。幌村選手は阪神に在籍している茨木秀俊投手の元チームメイトで、高校3年夏の新潟大会では、準優勝に貢献した。
その幌村選手の出身校・帝京長岡は今秋の北信越大会を制覇。来春のセンバツで初の甲子園出場が濃厚となっている。
野球後進県とも言われる新潟県だが、今年の秋は嬉しい話題が続いてる。ドラフト指名選手や来春のセンバツが有力の2校の活躍にも注目だ。

