原子力災害の記憶を伝える福島県の語り部と、沖縄戦の語り部による交流会が開かれました。
交流会は、沖縄県が福島県と取り組む「語り部の次世代への継承」をテーマにした事業の一環です。
2011年の東日本大震災による原発事故に見舞われた福島県で、災害の記憶をつなごうと活動する3人が、23日、那覇市の養秀会館を訪れ、それぞれの活動の悩みや工夫などについて話し合いました。
震災原子力災害語り部 長岡富紀子さん:
子ども達に震災をどう伝えていくかというのは私たちの課題でもあるし、なかなか辛くて語れないということがまだまだたくさんあって、ずっと蓋をしたままの人もたくさんいる
沖縄戦の語り部 山田親信さん:
沖縄戦を語るとなると私自身も経験者じゃないし。体験者じゃないし。現に体験した方の言葉というのはとても重いんですよね。それを大事にしたいんです
参加者は悲惨な出来事を二度と繰り返さないよう、記憶を語り継ぐ決意を新たにしていました。