広島市出身の作家、稲田幸久さんが母校安古市高校の記念行事で講演に臨み、夢を実現するために大切にしていることを伝えました。

県立安古市高校の創立50周年を記念する式典で講演したのは、卒業生の稲田幸久さんです。
稲田さんは安芸高田市の職員を経て、2021年に「風雲月路」で角川春樹小説賞を受賞。

最新作の「10 YEARS AFTER」は、広島駅を舞台に広島の街が紡いできた過去・現在・未来を描いた作品で、来春放送予定のTSS開局50周年ドラマの原作となっています。

【作家・稲田幸久さん】
Q:「10 YEARS AFTER」の執筆は?
「広島のいいところを再発見することができたし、育ててくれた広島に対してもっと恩返ししたいとそのような思いを抱くようになりました」

稲田さんは土砂災害で同級生が亡くなったことなどを機に小説家として挑戦することにした経緯を語り、母校の生徒にエールを送りました。

【作家・稲田幸久さん】
「好きなことにチャレンジできるのは素晴らしいこと。少しだけの勇気をもって一歩踏み出してもらえたら」

テレビ新広島
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