最先端のAI技術を使って社会課題の解決策を考えます。熊本大学で21日、半導体企業と連携した授業が行われ、学生たちがAIが搭載された小型カメラの社会実装について学びました。授業が行われたのは、熊本大学に昨年度創設された情報融合学環で、2年生となった1期生66人が必修科目の一つである課題解決型の学習に取り組んでいます。
今回、学生たちが学んでいるのは、県内にも工場を持つ半導体企業が開発したAIカメラの活用法です。
21日は、企業の担当者が授業を行ったあと、学生たちがグループに分かれて実際にAIカメラを接続し、イラストを写して情報を認識させるなどの作業を行いました。
このグループは最近多くなっているクマによる人への被害を防ぐために活用できないかと考えています。
【学生】
「クマが人間に寄ってきたら警報を鳴らすシステムを作りたい」
21日は、人とクマをきちんと識別できるよう色や大きさなどを変えながらAIに学習させていました。
今後は、人とクマの距離が近づいた際に警報音が鳴るシステムなどをプログラミングしていくということです。
ほかにも駐車場や横断歩道での事故防止に役立てたい、など各グループが思い思いに知恵を出し合いAIカメラの活用法を模索していました。
【学生】
「AIが歩行者を認識して(車が)停止してくれるシステムを作れたら」
【学生】「AIカメラはなかなか手にできないし、なかなか使えないからこういう機会があるのがうれしい」
この授業はあと2回行われ、11月、各グループがAIカメラを活用した社会課題の解決方法についてプレゼンする予定です。
 
       
         
         
        