飲酒運転の検挙数が県内最多となっている福山東警察署が市内の商業施設で飲酒運転撲滅のための決起集会を開きました。
集会に参加したのは警察関係者のほか交通安全団体、飲食店でつくる団体の関係者などおよそ70人です。
幼稚園児が演奏や合唱を披露し、商業施設の来店客にチラシを配るなどして交通安全を呼びかけました。
会場には飲酒した状態をゴーグルで体験できるコーナーも設けられました。
【毛利記者】
「かなり歪んで見えますし、足元のふらつきがすごいです。このまま運転するのはとても危ないと思います」
今年8月末までの県内の飲酒運転の検挙数は去年より218件多い506件で、そのうち福山東警察署管内は、県内のおよそ4分の1に当たる122件でした。
福山飲食組合などによりますと、福山市の歓楽街が、県内ほかの地域より広範囲にわたっていることなどが要因となっている可能性があるといいます。
【福山飲食組合・有本靖朗組合長】
「お店に(飲酒運転撲滅の)ポスターやステッカーを貼るとかはしています」「組合LINEとかもそういうもの使って、繰り返し告知をすることが大事かと思います」
【福山東警察署交通第一課・川口敏晃課長】
「飲酒運転は重大の犯罪と市民の皆さんに認識していただき、ハンドルキーパーをするなどして飲酒運転を防止していくよう呼び掛けたいと思います」
県警は、これから忘年会シーズンにかけて、取り締まりを強化していくことにしています。