憲政史上で初めての女性首相が誕生しました。自民党の高市早苗総裁が21日午後、新しい首相に選ばれました。日本維新の会との新たな連立に、愛媛の県民からは期待と不安の声が聞こえてきました。
衆院本会議:
「高市早苗君を内閣総理大臣に指名することに決まりました」
石破内閣の総辞職に伴う衆参の首相指名選挙の結果、自民党の高市早苗総裁が選ばれました。第104代の首相は憲政史上初めての女性。愛媛の県民は期待と不安の声が
聞かれました。
40代女性:
「女性が前に出ていくというのは何年も前から聞いていたんですけど、時代が変わっていくんだなと。日本が本来の力を取り戻して世界に立ち向かえるような、国の力を発揮できるように導いていただきたい」
40代男性:
「高市さんは色んな政策をやろうとしているのが見えてきているので、すごく期待はできるのではないかなと思ってます」
男性:
「どちらかというと心配しているんですけど。中国との関係がどうなるのか心配してる。その妥協点を探れるのかなと」
高市首相の両親は松山市出身。かつてテレビ番組のキャスターとして全国的に活躍するなか、1991年にはテレビ愛媛の新春特別番組に出演していました。
当時の高市さん:
「テレビの仕事を通じて政治をわかりやすく語って、それで政治がおしゃれなもの、政治を語れないなんてかっこ悪いよ。おしゃれなものなんだよ。そんな風にしていきたい」
政治について熱く理想を語っていた当時の高市首相。しかし厳しい現実も。自民党は26年間続いてきた公明党との連立を解消。交渉の末、新たに「日本維新の会」との“自維連立”の枠組みで政権運営をスタートさせました。
40代男性:
「維新と連立でやってるので、やはり議員減らすとかやってるので、そこは一番始めにできる政策ではないのか。私自身もそこは一番期待しているところ」
70代男性:
「女性首相になったのは国民に喜ばれとるけど、自民党で過半数とれんかったし今からなかなか難しい。維新の会と組んだ約束をしっかりと守って実行してもらいたい」
新政権誕生に中村知事は「ともかく早く経済対策や少子化対策、人口減少を早くやって欲しい。過去を振り返っても仕方がない。この空白を一日も早く埋めてアクセル全開で仕事をしていただきたい」話しました。政局から政策へ。高市首相の実行力が問われます。
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