愛媛県の松山市は松山城・城山公園にかつてあった三之丸御殿など、二之丸と三之丸の過去の建造物の資料を探しています。城山公園では整備が進んでいて、復元を視野に検討するとしています。(画像:松山市提供)
松山市の城山公園は親藩の松平氏が治めていた時代は三之丸と呼ばれ、藩主が住んでいた三之丸御殿や北御門、山麓にある二之丸付近は隠居した元藩主が住み3つの門などがありました。しかし三之丸御殿は明治3年(1870年)に火事で燃えるなど、ほかの建造物を含め残っていません。
松山城は大部分が国の史跡に指定され、史跡の保存や歴史的価値の向上に努めることが義務付けらているなか、城山公園の北側では公園の第2期整備の工事が進行。次の第3期の整備工事では、三之丸御殿などの復元を視野に検討する予定していて、これらの建造物が確認できる古い写真や古文書、絵図、図面などを探しています。
対象は三之丸にあった三之丸御殿、北・東御門、内堀、土塁。二之丸にあった黒門、栂門、槻門です。
資料は松山市の公園緑管理課が2027年3月31日まで受け付けていて、古く貴重な資料が持ち運ぶと損壊する恐れがあるため、持っている人にはまず電話やメールでの連絡を呼びかけています。
今年5月には、松平から名前を旧制に戻した久松家から愛媛県に資料が寄付され、三之丸御殿を上から眺めたような図も含まれていたということです。
松山市は「ささいなことでも連絡して欲しい」としています。
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