21日、諫早市の農林技術開発センターで、鳥インフルエンザの発生を想定した防疫実地演習が行われました。
実地演習は県央振興局と県建設業協会諫早支部が主催し、高い病原性を持つ鳥インフルエンザの農場での発生に備え、すばやく的確に初動の防疫作業を出来るよう、年に1回行われています。
県内では2022年12月、養鶏場では初めての鳥インフルエンザが佐世保市で見つかり、2万7000羽が殺処分されました。
今回は、これまで演習に参加したことがない人を中心に、参加を呼びかけたということです。
長崎振興局 税務部 奥村太一さん
「私は事務職なので、あまり現場に出ることはないのですが、有事の時には自分も出ないといけないので、最初はなれなかったけれど、本当にあった時は自分もやらないといけないという思いで参加させていただきました」
中央家畜保健衛生所 松森洋一所長
「万一、発生した場合には、その農場だけで発生を食い止める、まん延を防止することが大事になる」
鳥インフルエンザの流行のピークは秋から冬にかけてで、国内では2020年以降、感染が毎年確認されています。