国民民主党の玉木代表は21日、「年収の壁」のさらなる引き上げをめぐる制度設計に向けて、連立政権を組む自民党、日本維新の会に加え、公明党も含めた4党による政策協議を呼びかけていく考えを示した。
会見した玉木氏は、「我が党として最優先で考えてきた『年収の壁』の引き上げの問題については、すでに自民党と国民民主党、国民民主党と公明党との間で、政調会長同士で会って、3党でやってはどうかという話はまとまっている」と振り返った。
その上で、自民・維新両党の連立合意を受けて、「維新を加えた4者の政策責任者会合を速やかにやるべきだ。早急に調整していきたい」との考えを示した。
玉木氏は「自民、維新だけでは足りない部分、スピード感、賃金上昇も踏まえるという考え方は、ぜひ我々としても政策協議の場を通じて、具体的な設計に関与し、協力していきたい」と強調した。