皆さんは阿蘇の火口カメラをご存じでしょうか。こちら、中岳火口を撮影し活火山の迫力ある映像を捉えてきたカメラです。そのカメラが、山頂の避難所を映すことのできるCカメラや火山博物館屋上から東側を映すDカメラ、同じく西側を映すXカメラなど4台に増設され20日本格運用がスタートしました。その火口カメラの映像を
配信し観光や防災、教育に活用しようという取り組みが始まり、トークショーがありました。
阿蘇火山博物館や専門家、県内のテレビ局などでつくる『阿蘇山火口カメラ観光防災・教育協議会』は、これまで火口カメラを観光や防災、教育に活用するため協議を行ってきました。
そして、20日火口カメラが1台から4台に増設され、本格運用するのにあわせその活用とこれまでの歴史について語るトークショーが開かれました。
阿蘇火山博物館では1982年に阿蘇中岳に世界でも珍しい火口カメラを設置。
噴火によりたびたび被害を受けることもありましたが、現在は夜間でも撮影可能な
超高感度低ノイズカメラが設置されています。
トークショーには、関係者や協議会のメンバーなど5人が登壇。『火口カメラの43年間のこれまでとこれから』をテーマに意見を交わしました。
【テレビ熊本 古閑康広報道編成制作局長】
「テレビは映像が強みですので、この映像があるということは世界を見渡してもなかなかないことなので、阿蘇の火口カメラの映像の価値が素晴らしいと私たちは思ってます」
協議会では今後、これまで蓄積したアーカイブに加え、新たに設置した3カ所の映像を配信し、観光や防災、教育に活用していきたいとしています。
 
       
         
         
        