宮城県岩沼市の中学校では、郷土料理である「はらこ飯」の魅力を知ってもらうための授業が開かれました。
10月20日、岩沼中学校で開かれた授業では、地域で「食育」の理解を広げる活動に取り組んでいる三品美智子さんと、玉浦地区の鮮魚店の店主・森朗さんが講師を務めました。
はらこ飯の由来や、サケの不漁の影響により今年は価格が去年のおよそ2.5倍に上昇している現状、栄養素などについて学びました。
食育コーディネーター 三品美智子さん
「カルシウム、ビタミンD、ビタミンEも含まれる、栄養価の高い魚ですね」
また、生徒たちはサケを捌くなどして、はらこ飯づくりを体験。
授業の最後には「はらこ飯」の試食も行われました。
生徒
「あんま考えずに食べてたが、これからは考えて感謝して食べようと思いました」
「はらこ飯、今年初めて食べたんですけど、こんなにおいしかったっけ」
岩沼市では住まいを移したとしても、古里に愛着を持ち続けてもらいたいと、こうして地元の食文化などを学ぶ授業を10年前から始めています。