伊東市・田久保眞紀 市長:
どうか皆さん、市民の声に、私たちが気付かない小さな所にまで心を配り、耳を傾け、闊達な議論、たくさんの政策提言をして、伊東市の発展のため新しい議会で尽力してもらえれば
定数20に対し“反市長派”が19人当選した10月19日の市議選。
20日午後には田久保市長も出席する中、20人に当選証書が手渡されました。
村田彬 記者:
事実上田久保市長の信任選挙となった今回の市議会議員選挙。市民は結果についてどのように受け止めているのでしょうか?
60代男性:
ちょっと安心した。今まで止まっていた市政が普通に順調に動いてくれれば良い
70代女性:
(前職全員当選)それだけは保とうとみんなで応援していたので、現職の人たちは入ってくれたので新人さんも2人入って良かった。結果オーライで
前職18人全員が再選した今回の市議選。
多額の税金、そして時間をかけて行われた選挙について市民は。
40代女性:
税金を使ってやる意味があったのかと感じている。本当はもう少し新しい風を吹かせても良かったのかなと
50代男性:
結局何も変わらない、変わっていない結局。やはり市長。誰が今度市長になるか、それで変わるのでは
事前アンケートで市長への不信任を明言していた26人が得たのが計2万9906票。
有効投票数3万3140票に対して9割以上を占めました。
一方、自身への支持を表明あるいは不信任への反対を明言しなかった候補者の票が全体の1割にも満たなかった田久保市長は…。
伊東市・田久保眞紀 市長:
私派なのか、私派ではないのかという所に焦点が当たり残念だと見ていたが、今まで政治に関わってこなかった人や興味のなかった人、選挙やったことない人が手を挙げてくれた。それと共に投票率が上がった。そのことはうれしく、意味ある選挙だった
31日に招集される予定の市議会臨時会では不信任決議案が再び提出され、田久保市長の失職は確実な情勢です。
このことについては…。
伊東市・田久保眞紀 市長:
まず大事な議案は、私への賛否は除いて市民のために審議をしてほしい。それが偽らざる気持ち。どんな結論が出されるかについてはまだ結論が出ていないので、議会の判断を尊重したい、今はコメントを差し控える
市長の学籍詐称問題をめぐり4カ月にもわたって停滞が続いた伊東市政は正常化に向かうのでしょうか。