伊東市の田久保眞紀 市長は10月19日に行われた市議会議員選挙の結果を受けて取材に応じました。この中で、今回の選挙について「市政が前に進むために良い機会になった」と持論を述べています。

田久保市長の学歴詐称問題に端を発し実施された伊東市議会議員選挙は10月19日に投開票が行われ、田久保市長を支持しないとする当選者が20人のうち19人を占めました。

今回の選挙は市議会の不信任の議決に対して田久保市長が議会を解散したことに伴い行われ、今回の選挙結果から再び不信任案が提出・可決され、田久保市長が失職することが確実視されています。

こうした中、田久保市長は20日午後取材に応じ、今回の市議選について政治経験のない新人が立候補したことや投票率が前回選と比べて10ポイントあまり挙がったことを理由に「意味のある選挙だったと思っている」と総括しました。

また、反市長派が大多数を占めることになった選挙結果については「勝った負けたという表現より、市政が前に進むために良い機会になった」と持論を展開しています。

その上で、再び議会側から不信任が議決される公算が大きいことについては「結論を尊重したい。結論が出たら民意の結果として受け止めたい」と述べ、出直し選への立候補については「私が出たいというより、もう一度、私に挑戦してもらいたいと思ってもらえるかどうかが大事だと思っているので、みなさんの声を聞きながら考えていきたい」と話すに留めました。

テレビ静岡
テレビ静岡

静岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。