アフリカの島国マダガスカルでクーデターを率いた軍幹部のランドリアニリナ大佐が17日、大統領に就任しました。
マダガスカルの首都アンタナナリボの憲法裁判所で17日に大統領就任式が行われ、クーデターを率いた軍司令官のランドリアニリナ大佐が就任を宣誓しました。
ランドリアニリナ氏は演説で「今日は我が国にとって歴史的な転換点となる」と述べました。
さらに「行政や社会、経済システムを徹底的に改革する」と強調しました。
マダガスカルでは慢性的な停電や断水などへの不満をきっかけに、9月から若者世代によるデモが発生。
軍の一部が同調し、反政府集会に参加するなど政府に反旗を翻したということです。
大統領だったラジョエリナ氏は13日、国外に逃亡したことをSNSで明らかにしています。
ランドリアニリナ大佐は今後、1年半から2年間は暫定政府が統治を行い、その後選挙を実施すると主張しています。