自民党と日本維新の会は17日、連立政権を見据えた2回目の政策協議を行いました。
両党は「大きく前進した」として今後、詰めの協議を行います。
政策協議には、自民党の高市総裁、維新の藤田共同代表と両党の幹事長、政調会長が出席し、維新側が前日に提示した12項目の政策要望について、自民党側が党の考え方を伝えました。
自民党・小林政調会長:
協議全体として見たときには大きく前進した。
日本維新の会・藤田共同代表:
大きく前進したものと両者で受け止めている。
維新の吉村代表は、21日召集の臨時国会で、国会議員の1割を目標に定数を削減する法律を成立させることが合意の絶対条件としています。
日本維新の会・藤田共同代表:
私も同じ思いだ。そのつもりで最終調整したい。
両党は週明けの20日に結論を出すため詰めの協議を行う方針で、合意に至れば維新は21日の首相指名選挙で高市総裁に投票する見通しです。
立憲民主党・野田代表:
臨時国会中に定数削減、国会議員の1割削減というのはあまりにも乱暴なやり方だ。
国民民主党・玉木代表:
国民民主党としては(法案が)出てきたら議員定数削減、賛成しますから。(臨時国会)冒頭で処理して、一日も早く物価高騰対策と政治とカネの問題に移行すべき。
藤田共同代表は首相指名選挙に向けた野党3党の協議から離脱する考えを示し、高市総裁が首相に選出される可能性が高まっています。