老朽化に伴い改築工事が進められていた八代郡氷川町の立神熊野座神社の拝殿の落成式が、7日行われました。
拝殿には、地元の高校生たちが制作した天井画が飾られ、集まった人たちは地域のシンボルの完成を喜びました。
八代郡氷川町の立神峡の近くにある立神熊野座神社。
拝殿が老朽化し改築することになり、氏子などでつくる実行委員会は2022年に天井画の制作を八代工業高校に依頼。
グラフィックデザインなどを学んでいるインテリア科の生徒たちが、杉板96枚に満月や3万輪のサクラを描いた天井画を完成させ、去年1月に住民に引き渡されました。
こうした中、拝殿の改築工事が完了。
落成式では子ども神楽が披露され、完成を祝いました。
そして、地域の人たちが弁当を広げながら拝殿の天井に咲き誇る満開の桜の下で『花見』を楽しみました。
【女性】
「見ていて心がすっきりなります」
【住民】
「氷川自体がサクラの町なので、明るくなって大変うれしく思っている」
【本田 博文 実行委員長】
「感無量です。天井画につきましては高校生の皆さんが誠心誠意いろんな願いを込めて作ってくれて、住民の皆さんも大変、喜んでいる」
また、熊本工業高校インテリア科の生徒たちが製作した賽銭箱も備えつけられた立神熊野座神社。
地域のよりどころが、高校生たちの思いによって生まれ変わりました。