半導体研究の第一人者の話は、業界を目指す高校生にとって大きな刺激になりました。
熊本県立大学の黒田忠広理事長が、今年度、県内で初めて半導体関連の学科を開設した県立水俣高校で講話を行いました。
【熊本県立大学 黒田 忠広理事長】
「これきれいだなって思わない?私はこれをずっときれいだと思って仕事を40~50年近くしてきた」
半導体研究の第一人者で、これまで東京大学や慶応義塾大学で教鞭をとってきた熊本県立大学の黒田忠広理事長です。
今年度、県立水俣高校に新設された『半導体情報科』の生徒などに講話を行いました。
黒田理事長は『微細化』を続けてきた半導体の発展の歴史について説明し、人工知能・AIの現状と今後の展望について話しました。
また、黒田理事長は県立大学が2027年度の開設を目指している半導体学部について、「半導体を使って社会課題を解決できる人材を育てていきたい」と語りました。
【水俣高校 半導体情報科 吉田 鈴さん(1年生)】
「(水俣)高校にこんなすごい人が来て、色々教えてもらえるとは思ってもみなかった」
【水俣高校 半導体情報科 田畑 蒼さん(1年生)】
「自分は就職しようと思っているけど、今回の大学の話を聞いて、めっちゃいいなと興味が湧きました」
【熊本県立大学 黒田 忠広理事長】
「将来に向けて明るい展望を開いてくれたらうれしい。そのチャレンジの手助けを
したいと思っている」