大学と民間企業それぞれの強みを生かし、新たな技術開発を目指します。
熊本大学の半導体研究施設内に、山口県の企業が開発センターを開き、セレモニーが行われました。
熊本大学にある半導体研究施設、『SOIL』への入居第一号となったのは、山口県に本社を構える長州産業です。
長州産業は、太陽光発電システムや有機ELの研究開発のほか、半導体製造装置の設計なども行っていて、熊本大学と半導体についての共同研究を実施しています。
今回、『SOIL』内に新たに拠点を設け、半導体の積層で用いられる『製膜』の量産に向けた技術開発を行うということです。
17日の開所式に先立って行われた懇談会では、熊本大学の小川久雄学長が、「大学と民間企業のそれぞれの強みを生かし、よい相互作用が生まれることを期待している」と述べました。
【長州産業 岡本晋社長】
「(大学の)知見を我々の研究に活用させてもらい、成果を出していくこれはものすごく力になるし、他の民間企業や大学の研究室との関係もできてくると思うので、技術創造への期待もある」
『SOIL』では他の企業についても、入居に向けた準備が進んでいるということです。