名古屋駅近くで15日、71歳の男が運転する軽自動車が暴走し3人が死傷した事故で、男が事故の前に夜通し車を運転していたという趣旨の供述をしていることがわかりました。
北区の職業不詳・鳴海洋容疑者(71)は15日午前7時40分ごろ、中村区名駅南の横断歩道に軽自動車で突っ込み、稲沢市の会社員・田中幸子さん(49)を死亡させ、男女2人に重傷を負わせた危険運転致死傷の疑いで送検されています。
鳴海容疑者は「人にぶつかっていない」と容疑を否認していますが、その後の捜査関係者への取材で、事故の前日から夜通し車を運転していたという趣旨の供述をしていることが新たに分かりました。
また現場付近の防犯カメラには、事故のおよそ6分前、鳴海容疑者の軽自動車とみられる車がバスターミナルや駐車場がある方向へスロープを上っていく様子が映っていました。
鳴海容疑者はこの先でUターンをして事故を起こしたとみられ、警察は詳しい足取りや運転の目的などを調べています。