三重県紀北町で、魚のアラや油を含む排水を違法に海に流したとして、水産加工会社の社長ら2人が書類送検されました。
書類送検されたのは、鮭の加工会社「丸徳誠洋水産」とその代表取締役社長(67)と工場長(40)の2人です。
2人は今年6月末から7月中旬にかけて、廃棄物である魚のアラなどおよそ27.35キロと、基準値の33倍の油を含む汚水を海に違法に排出した水質汚濁防止法違反などの疑いが持たれています。
パトロール中の海上保安庁の職員が工場の排水溝から赤茶色の汚水が排出されているのを発見し、事件が発覚しました。
2人は、「生産量が増えて汚い水が出るのはわかっていたけど、そのまま流しました」と容疑を認めています。