続いては特集です。
みなさんは「共生社会」という言葉をご存じでしょうか?
これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が積極的に参加・貢献していくことができる社会のことです。
この共生社会の実現をテーマに探究活動を行う日南市の高校生が企業などと連携し誰もが楽しめるストリートサッカーのイベントを行いました。
日南高校で共生社会の実現をテーマに探究活動を行っているのは、「未来戦略課」障がい者(児)福祉B班の2年生3人です。
この日は、児童発達支援センターの職員や企業の担当者などと翌週に控えた共生社会についてみんなで考えるイベントストリートサッカーの最終打合せです。
(日南高校2年生 河野逞斗さん)
「将来誰かを助ける仕事につきたいと思ってたのでこういった経験を学校でできるならやってみたいと思ったので」
(児童発達支援センターPASTEL 齋藤琢磨施設長)
「1年くらいかけて話をしてきて高校生たちが若い発想の中でこういう企画をしてくれてとてもうれしく思って」
(日南高校2年 蓑方結月さん)
「今は改善されつつありますがまだ壁があるかなっていう印象があるので私たちの交流もその壁を無くせるような交流会にしていけたらなと思います」
イベントの運営には、日南市からの補助金や企業からの協賛金を活用します。
(協賛企業吉田産業 坂元真弓さん)
「障害のある子どもたちと一緒にサッカーをするとかいろんな協賛を得るということは子どもたちにとって難しいことだと思うんですけどそういうことを頑張ってやれる生徒さんたちにちょっと手助けしたいなと思っています」
そしてイベント当日…
同級生たちも応援にかけつけました。
出迎え会場には、発達支援センターに通う子どもたちや家族連れなど多くの市民が訪れ、スペースに合わせて人数やルールを変えてできるストリートサッカーを楽しみました。
(合同会社NKS(ニッキーズ)荷方信一さん)
「みんながルールを変えながら自分たちが楽しいように楽しめるスポーツっていうところで大人対子どもでも出来るし障害持ってても持ってなくてもそういう方々がひとつのコートの中でできるっていうところが、いいところだと思います」
(参加者)
Q・楽しかった?
「うん」
「とても楽しかった」
「難しかったけど蹴るところが楽しかったです」
「みんなとやれて楽しかったです」
「すごい子供たちが楽しんでるのがすごいうれしいですね」
市内のNPO法人や企業もブースを作りイベントに参加、高校生たちを後押ししました。
イベントにはおよそ200人が訪れ会場は終始笑顔や歓声に包まれていました。
(参加者)
「子どもたちもいろんな人たちと偏見無くいろんなお友達と遊べるようになるといいなと思います」
「すごく楽しかったですね。子どもたちが喜んで参加してくれるので来てよかったなと思います」
初めてイベントを企画した高校生3人も手応えを感じていました。
(日南高校2年 冨山咲帆さん)
「人も結構来てくれて障害者のことを正しい知識で知ってもらえたんじゃないかと思います」
(日南高校2年 河野逞斗さん)
「これから目指していく社会というのはこうしてみんなと寄り添う事によって出来るからそういうのを身近に見られてよかったです」
(日南高校2年 蓑方結月さん)
「いろんな方に来ていただいて子どもたちもたくさん元気に笑顔を見せてくれたので交流会を開いてよかったなと思います。ここからこの共生社会で年齢問わず障害の有無を問わずみんなが一緒に笑顔で交流できるようなそんな共生社会になって欲しいなと思います」
「みんなハッピーストリートサッカー大成功!」