勤務先の小学校の女子トイレに侵入し、女子児童を盗撮した罪などに問われた24歳の元教員の裁判で、盛岡地方裁判所(岩手県)は、懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、岩手県紫波町内の小学校の元教員・早野広暉被告(24)です。
判決によりますと、早野被告は2025年5月、勤務先の小学校の女子トイレにある汚物入れにスマートフォンを取りつけ女子児童を盗撮したほか、児童の着替えなどを盗撮した動画を収めたマイクロSDカードを所持しました。
10月15日の判決公判で、盛岡地裁の小坂茂之裁判官は「教諭という立場を悪用した犯行は、厳しく非難されなければならない」と指摘。
その一方で「犯行の重大性を自覚している」などとして早野被告に懲役2年・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
判決後、早野被告の弁護士は「控訴はしない」とコメントしています。