九州各県などと連携し南海トラフ地震を想定した訓練が先日、行われました。南海トラフ地震が発生した場合、九州地方知事会の『会長代行県』となる熊本。職員らは県内の被害状況を確認するとともに、今回、初めて九州での応援態勢の調整を行う訓練も行いました。

【アナウンス】
「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」

県防災センターで行われた、『南海トラフ地震広域応援訓練』。

南海トラフ地震発生時の応援態勢を確認するため、九州・山口各県などと連携して行いました。

今回は宮崎県で震度7、熊本県内でも最大震度6弱を観測する地震が発生したとの想定です。

【宮崎県の職員】
「本県では九州知事会としての事務を遂行することは不可能と判断し、熊本県に会長県の代行をお願いしたい」

九州・山口9県のトップでつくる九州地方知事会。現在、宮崎県知事が会長を務めていて、九州で災害が発生した場合、通常、宮崎県が支援の調整を行います。

しかし、南海トラフ地震が発生した場合、宮崎県の被害が大きいことが予想されるため、九州の中央に位置する熊本が『会長代行』として支援対策本部の設置などを担うことになっています。

訓練では、県の職員らが県内の被害状況を確認するとともに、『会長代行県』として九州各県と連携を取りながら応援態勢の調整を行いました。

【木村知事】
「広域応援については情報をいかにしっかり共有していくか。こういう形で顔の見える関係で連携できる訓練をこれからも続けていくことで熟度を上げていきたい」

テレビ熊本
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