熊本市の最高気温が15日も30度を超えました。これで今年に入って真夏日の数は107日、130年以上の観測の歴史の中で最も多い年となりました。
季節外れの暑さが続き、秋冬物の衣料品売り場にも変化が出ているようです。
『107日』。
ことし熊本市で観測した真夏日の数です。
15日の熊本市の最高気温は31・1度、2005年の106日を超え、統計史上1位の記録となりました。
【東京から】
「東京は20度くらいで涼しいけど熊本は暑い」
【女性】
「夜は長袖でも、昼間は半袖でないと暑い」
【中原理菜アナウンサー】
「異例の暑さが続く中、衣料品売り場に変化はあるのでしょうか」
JR熊本駅に隣接する『アミュプラザくまもと』。
秋の衣料品売り場は年々変わってきているといいます。
【JR熊本シティ 長谷川 岳 常務】
「例年10月になる早いところではコートの受注会が始まる時期ですが、今の気温だとお客さまに通じないので、メーカーも気温に合わせた商品の提案をしている」
例えば、薄手のシャツに暑さを感じにくい下半身に秋冬素材のスカートを合わせたスタイルを提案。
カーディガンを羽織れば朝晩の寒さ対策にもなります。
「暑くても秋らしさを取り入れたい」というニーズに応え、秋冬物の衣料品の売り上げは、10月は去年10月と比べて5%ほど増えているということです。
県内は、土曜日の雨を境に秋の空気に入れ替わる予想。もうしばらくで秋のおしゃれを楽しめそうです。