岡山市が進める新アリーナ構想についてです。大森雅夫市長は改めて、岡山県と整備に向け協力できないか、伊原木隆太知事に対面での協議を要望しました。

(岡山市 大森雅夫市長)
「私と知事の協議の場を持っていただくよう要請する文書を担当者が県庁に持参した。ぜひ、応じていただきたい」

大森市長は10月15日の会見でこのように述べ、10月中に伊原木知事と協議したいとする文書を県の担当者に提出したことを明らかにしました。10月10日の提出ですが、これまでに県からの回答はないということです。

(岡山市 大森雅夫市長)
「市と県が協力して前に進んでいくことが市民・県民にとっても有意義なこと」

新アリーナ構想を巡り県は2024年5月、事業に参画しないと市に通知していて、それ以降、協議の場は設けられていません。大森市長は、整備に向けた事業化の判断をする前に、改めて県への確認が必要だとしています。

また岡山市は、新アリーナ構想をPRする動画を制作し、15日から公開しています。大森市長は、企業への寄付金の依頼などに活用したいとしていて、早ければ11月末に事業化のゴーサインを出したいとしています。

一方、大森市長は15日の会見で、サッカーJ1、ファジアーノ岡山のホームとなる新スタジアムの整備についても言及し、県から協力の要請があれば、可能な限り対応する考えを示しました。

岡山放送
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