長野県泰阜村の山林でキノコ採りをしていた神奈川県厚木市の87歳男性が滑落し、救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は15日、仲間3人でキノコ採りのため、泰阜村の山林に入山しましたが、午前11時ごろ、同行者から「男性が滑落した」と救助要請がありました。
警察と消防が出動して、男性を発見、午後1時半ごろ、救助して病院に搬送しましたが、死亡が確認されました。
警察によりますと、県内では10月に入りキノコ採りの遭難が相次いでいて、10月15日までに9件9人が遭難し、このうち5人が死亡しています。9人とも70代以上の高齢者です。
警察は、単独での行動、入山は控えること、入山場所と予定を家族に伝えること、携帯電話やヘッドライト、防寒着を携行することなどを呼びかけています。