秋田県内で多発している詐欺被害を防ごうと、15日の年金支給日に合わせて、警察などが高齢者に被害に遭わないよう呼びかけました。
この取り組みは年金支給日に合わせ、詐欺被害を未然に防ごうと、秋田臨港警察署などが行ったものです。
秋田市の秋田銀行港北支店では、警察官や防犯協会の会員など18人が、高齢者に「だまされま煎茶」を配りました。「だまされません」の語呂に合わせ、犯罪に巻き込まれやすい高齢者に注意を呼びかけました。
受け取った高齢者は「無駄な携帯や電話には出ないようにしている。こういうキャンペーンは大変助かる。ありがたい」と話していました。
秋田臨港警察署 生活安全課・大山浩幸係長:
「県内では特殊詐欺の被害が毎日のように発生している。県民の皆さんには自分がいつ被害に遭うか分からないという危機意識を持ってもらい、お金を動かす際には、誰かに相談をした上で対応してもらいたい」
県警によりますと、県内の特殊詐欺などの被害件数は9月末までに125件で、被害額は約7億3000万円に上っていて、警察が注意を呼びかけています。