福井市中心部で整備の計画が進む「福井アリーナ」について14日夜、福井市は地元の住民を対象とした説明会を開き、12月上旬から事前調査を始めることを説明しました。
 
地元説明会は、アリーナ建設地となる福井市東公園の周辺住民への理解を深めようと、福井市が去年から定期的に開いています。
 
14日の説明会も、マスコミには非公開で行われました。
 
今回は初めて荒木一男副市長が出席し、福井市議会が9月に建設の事前調査を認めたことを受け、埋蔵文化財の発掘調査を12月上旬から始めるスケジュールや概要を市が説明しました。
   
ただ、参加者からは十分な説明と理解が得られないまま進む計画に対し、反対の声が多く出たということです。
 
説明会終了後、近隣の自治会長は「今までと同じ話をしている。少しも進んでいない」と苦言を呈しました。
 
また、荒木副市長は「(反対意見は)大切な声なので…まず地元の理解をきっちり得ることが大事。一つ一つ丁寧に対応していきたい」としました。
  
多額の税金が使われる福井アリーナをめぐっては、市民の理解が課題の一つとなっていて、市は11月から人が集まりやすいショッピングセンターを会場に、建設地周辺の住民以外の市民を対象とした説明会も開く予定です。

福井テレビ
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