2023年、長野・中野市で4人を殺害した青木政憲被告に、長野地裁は死刑判決を言い渡しました。
死刑が言い渡されたのは、中野市の青木政憲被告です。
起訴状などによりますと、2023年5月、散歩中の女性2人と駆けつけた警察官2人をナイフや猟銃で殺害したとされています。
14日午後1時半に始まった公判で、裁判長は主文を後回しにし、最後に死刑を言い渡しました。
判決理由では被告の完全責任能力を認め、「妄想症が動機の形成に影響したが、犯行自体は善悪の判断ができた」「4人の殺害は残虐で、犯行後も淡々としている点からも戦慄を覚えずにいられない」などとしました。
裁判のあと、弁護側は「被告が長く抱えていた深い苦しみを理解してもらえなかった。必ず控訴する」と話しました。
