奈良県大和高田市の住宅でことし6月、高齢の夫婦と息子が死亡しているのが見つかりました。
警察は捜査の結果、息子が両親の承諾を得て殺害した疑いが強まったとして、息子を承諾殺人の疑いで書類送検しました。
ことし6月、大和高田市の住宅の居間でいずれも85歳の夫婦が、風呂場では、当時葛城市役所に勤務していた62歳の息子が死亡しているのが見つかりました。
夫婦は首を絞められたことによる窒息死で、息子は練炭による自殺でした。
その後、警察が捜査した結果、死亡の前日に3人が車で旅行に出かけ、車内のドライブレコーダーに両親が死亡することを承諾する会話があったほか、妻が所有していた宝石を知人に譲り渡していたことが分かりました。
さらに、息子は元妻に遺書めいたメールを送っていたことなどから、息子が両親の承諾を得て殺害したと判断し、息子を承諾殺人の疑いで被疑者死亡のまま書類送検しました。