◆坂出駅前の市有地売却 優先交渉権者に「たいよう農園」
坂出市はJR坂出駅南側のビジネス・観光向けホテル建設地を開発する優先交渉権者が、愛媛県西予市の宿泊施設運営、「たいよう農園」に決まったと発表しました。
◆公募型プロポーザル方式で参加企業募集
この土地はJR坂出駅南口の市有地で、敷地面積は約1650平方メートルです。市が優れた事業計画を提案した事業者を優先交渉権者とする公募型プロポーザル方式で、8月20日まで参加企業を募集していました。
◆8階建て144室の計画
「たいよう農園」からのみ応募があったということで、購入提案価格は1億1110万円、同社の提案では建物は8階建てで、144室の計画です。
◆今後の予定は
市では10月2日に開催した審査委員会の審査を経て、優先交渉権者を選んだということで、11月上旬に市有地売買の仮契約締結、2026年2月に市有地売払決定通知書を交付後、2月10日に本契約を結ぶ予定です。
◆市はあなぶきアリーナ香川(高松市)の来場客も見込む
プロポーザルの実施要綱などによりますと、本州と四国を結ぶ快速マリンライナーも停車している坂出駅前には、現在、宿泊できる施設はないということです。
2025年2月には最大1万人収容の「あなぶきアリーナ香川」が高松駅前にオープンし、所要時間15分で連絡できる坂出駅周辺の宿泊施設誘致は、市の活性化に寄与し、将来にわたって新たな経済価値を生み出し、波及効果を及ぼすことが期待されるとしています。
◆「たいよう農園」は愛媛・徳島でホテル展開 高松市への出店計画も
「たいよう農園」は愛媛県と徳島県でホテル4施設を展開しているほか、高松市の旧屋島ロイヤルホテルの跡地で、宿泊施設の整備計画を進めています。