10月12日の夜、岩手県盛岡市で住宅2棟を全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
警察が身元の確認を急ぐとともに、出火原因を調べています。
千葉梨々花アナウンサー
「火事の現場に来ています。通報から30分以上が経った現在も火は大きく燃えていて、時折爆発音のような音も聞こえます」
12日午後11時15分ごろ、盛岡市緑が丘の無職・工藤庸一さんの住宅から火が出ていると、近所の人から消防に通報がありました。
火は約1時間50分後にほぼ消し止められましたが、工藤さんの住宅のほか、隣接する住宅1棟も全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
警察によりますと、工藤さんは妻と40代の息子と3人暮らしで、出火当時工藤さんと妻は2階に、息子は1階にいたとみられています。
火事の後、工藤さんの息子と連絡が取れていないことから、警察は遺体は逃げ遅れた息子の可能性もあるとみて身元の特定を急いでいます。
現場は盛岡三高から北に約700mの住宅が点在する地域で、辺りは一時騒然としました。
近所の人からは「怖いですね。火の元は気を付けないと、と改めて思った」との声が聞かれました。
警察と消防が、火事の詳しい原因を調べています。