長崎と広島の両市長は10日、来日を調整している米国のトランプ大統領に被爆地への訪問を求める要請文を送りました。
トランプ大統領は10月31日から韓国で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議にあわせて、来日を調整しています。
これを受け長崎市の鈴木市長と広島市の松井市長は連名で、トランプ大統領に被爆地訪問を求める要請文を送りました。
両市長は要請文で原爆の投下から80年が経過してもなお、核兵器が使用されるリスクが高まっている現状に触れ、被爆者の声に直接、耳を傾け、「核兵器のない世界」の実現に向けたゆるぎない決意を被爆地から発信してほしいと訴えました。