石破茂首相が10月11日、東海テレビの単独取材に応じ、10日に発表した戦後80年所感などについて思いを語りました。
石破首相:
「あえて敗戦後というけど、敗戦80年、昭和100年、そこで総理大臣をやっています。戦後50年、60年、70年、80年の節目としては、おそらく今年が最後なんでしょう。(戦後)80年に、とにかく内閣総理大臣、石破茂としてメッセージを出さなきゃいかん。これは使命感だった」
石破首相は11日午後、総理大臣公邸で東海テレビの単独インタビューに応じ、10日に発表した「戦後80年所感」について、首相としての使命感が発表につながったと語りました。
石破首相は、第二次世界大戦中の岐阜空襲や名古屋空襲にも言及し、若い世代が地域に根差した近現代史を学ぶよう政治家も含めて努力することが、戦争抑止に繋がるという見方を示しました。
一方、先日合意した日米関税交渉を受けて、東海地方の経済に及ぼす影響については次のように述べました。
石破首相:
「アメリカ頼み、自動車頼みで本当にこれからもいけますかと。農林水産でも今まで輸出しようと思って努力してきましたか。まだまだ伸びる余地はいっぱいあるよねと」
石破首相は農業など自動車以外の産業を海外展開することで、東海地方の経済にも「伸びる余地はある」と述べました。