200年以上の歴史を誇る伝統工芸「広瀬絣」の魅力を紹介する展示会が10月11日から安来市で始まりました。

安来市の加納美術館で始まったこの企画展は、安来市広瀬町で江戸時代から続く伝統工芸広瀬絣を紹介するもので、会場には明治時代の古布や、県無形文化財保持者・永田佳子さんの作品など96点が展示されています。

これは永田さんの作品春に山の中に白い花を咲かせる「山法師」をモチーフにしています。

この他、麦の穂が風になびく姿を、イメージしたものや人気アニメのキャラクターがデザインされたものなどいずれも手作業で紡がれたものばかりです。

島根県無形文化財保持者・永田佳子さん:
「出来るだけ多くの人に広瀬絣、今でもやっているんですよって伝えたいし、その技術は伝習所という場所で着実に受け継がれているんだよとより多くの方に知っていただくのが今回の企画の目的なんです」

この企画展は12月22日まで開かれています。

TSKさんいん中央テレビ
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