秋を代表する花と言えばコスモスですが、視聴者から倉敷市で少し変わったコスモスが見つかったとの情報が寄せられました。
倉敷市の民家の畑に咲くコスモス。よく見るとふつうの花と少し違うものがあります。
通常、1つの茎に1つしか咲かない花が、こちらは2つの花が一緒に咲き八重咲きのようになっています。また1つの茎から複数のつぼみが出ているものもあります。
これは「帯化」と呼ばれる突然変異の1つで、茎の先端にある成長点が変化し、茎が平坦になったり花がいくつもついたりします。
専門家によりますと、「帯化」が起こる原因はまだはっきりとは解明されていないということです。
(倉敷市立自然史博物館 鐡慎太朗学芸員)
「遺伝的に突然変異が起こった、あるいは成長点に虫やダニ、細菌とかが傷をつけ成長点が変化してしまう。あとは土の状態などによっても帯化が起こる可能性は言われている」
「帯化」は、タンポポやヒマワリなど他の花でも起こるということですが、コスモスの「帯化」はかなり珍しいということです。