11日は東日本を中心に気温が低かった一方、西日本では季節外れの暑さになった所もありました。
3連休初日大きな気温差となった列島の様子をお伝えします。
東京・代々木公園では、3連休に九州のグルメを楽しめるイベント「九州観光・物産フェアin代々木2025」が開かれています。
宮崎名物の「炭火もも焼き」は炎が上がるほどの火力で豪快に焼かれ、長崎名物の「佐世保バーガー」はボリュームたっぷりのビッグなサイズが特徴です。
「炭火もも焼き」を食べた人は「すごくこりこりして弾力があっておいしいです」と話し、九州グルメを堪能していました。
東京都心は雨とともに日中にかけ気温がどんどん下がり、正午の気温は17.1度で、11月並みの肌寒い1日となりました。
会場で多く見かけたのは、温かいとんこつラーメン「よかばいラーメン」を食べる人たちで、「コクがあっておいしいです。雨が降ってて寒かったのでとりあえず温まるものをと思って」と話していました。
11日は東北や関東では雨や曇りの所が多く、気温も上がっていません。
一方、九州などでは台風23号の影響で暖かい空気が入り、熊本市で猛暑日一歩手前の34.7度を観測するなど、各地で真夏のような暑さとなりました。
この週末、「城下町くまもと銀杏祭」が開かれている熊本市の中心部では、冷たいビールを片手にグルメを楽しむ姿があり、訪れた人は「いい天気に恵まれて最高、ビールがいけます」と話していました。
そうした中、最高気温が9月下旬並みの28度を観測した岡山市では、11日から「秋のおかやま桃太郎まつり」が始まりました。
戦国時代に使用されていた火薬を再現した火縄銃の演武や、武将隊がパフォーマンスを披露しました。
訪れた人たちは、武将隊のメンバーと記念撮影するなどして戦国時代に思いをはせていました。
所変わって、もち米の生産が盛んな岩手・一関市で開かれたのは秋の風物詩「全国もちフェスティバル」。
メインイベントは“もちまき”です。
11日と12日で、2024年より1万個多い3万個のもちがまかれます。
誰もが両手を上げて懸命にアピールし、まかれるもちをゲットしようとしていました。
「もちがいっぱい取れてうれしかった。30個」と話す子供や取ったもちを早速、食べている子もいました。
2025年は猛暑の影響でもち米の生産が減少し、価格も2024年の2倍くらいに上がっているということです。